健誠会の取り組み
一般事業主行動計画とは
少子化の急速な進行は、我が国の経済社会に深刻な影響を与えます。そのため、政府・地方公共団体・企業等は一体となって対策を進めていかねばなりません。
そこで平成15年7月に成立・公布されたのが、「次世代育成支援対策推進法」です。この法律は、次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、育成される環境の整備を行う「次世代育成支援対策」を進めるため、国や地方公共団体による取組だけでなく、301人以上(平成23年4月1日以降は101人以上)の労働者を雇用する事業主は、「一般事業主行動計画」(以下「行動計画」といいます。)を策定し、速やかに届け出なければならないとし、雇用する労働者が300人以下(平成23年4月1日以降は100人以下)の事業主には、同様の努力義務があるとしています。
一般事業主行動計画
医療法人健誠会は、次世代育成支援対策推進法に基づき「一般事業主行動計画」を公表いたします。
医療法人健誠会の行動計画
職員が仕事と子育てを両立させることができ、また女 性が活躍できる職場環境を整備して、すべての職員が その能力を十分に発揮し活躍できるよう、下記の通り の行動計画を策定する。
1. 計画期間
令和4年6月1日~令和8年3月31日までの3年10ヶ月間
2. 内容
次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画
目標1 | 育児と仕事の両立支援のため妊娠中や産休・育休復帰後の職員のための相談窓口を設置する。 | |
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対策 | 令和4年6月~ | 相談窓口の設置について検討と相談員の選定 |
令和4年12月~ | 相談員の研修、諸制度に関する情報収集 | |
令和5年4月~ | 相談窓口の設置について職員に周知し、職員の疑問や悩みに対応する | |
目標2 | インターンシップ等の就業体験機会を提供し、トライアル雇用を通じた雇い入れを推進する。 | |
対策 | 令和4年7月~ | トライアル雇用の機会拡大により、雇用のミスマッチを防ぎ、定着率の向上に努める |
令和5年4月~ | 中学校と連携し「職場体験学習」を積極的に受け入れる | |
令和5年9月~ | 職場全体の協力体制を構築する |
女性活躍推進法に基づく行動計画
目標1 | 男女とも平均勤続年数を11年以上とする。 | |
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対策 | 令和4年7月~ | 過去3年の平均残業時間を部署毎に確認 |
令和5年4月~ | 育児休業からの復職者に対し、相談窓口相談員による面談を年2回開催する |
女性の活躍に関する情報公開(法人全体)
①女性職員について | |
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役職者に占める女性の割合 | (課長級以上)46.6% |
(副主任以上)52.6% | |
②平均勤続年数 令和4年3月31日付 | 女性:9.7年 / 男性:10.0年 |
③育児休業取得率(全区分) | 100% |
参考
令和3年度「就労条件総合調査」(厚生労働省)
動労者1人平均年次有給休暇の取得率 | 56.6% |
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同上 産業 医療・福祉 | 58.0% |
医療法人健誠会 有給休暇取得率 | 67.7% |
男性職員 | 60.7% |
女性職員 | 70.7% |
環境保護への取組み
健誠会では、環境保護への取り組みを積極的に行っております。
実績
2003年3月 | 湯田内科病院改装工事に伴い、新館の全てに、2枚ガラスを導入 |
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2007年12月 | 基本方針5番目に環境保護を追加 |
2008年4月 | 各部門ごと、環境保護マニュアルを作成 |
2008年10月 | 湯田内科病院に、太陽熱システムを導入 |
太陽熱システム
概要
蓄熱器の温度が太陽熱を受け、蓄熱槽の温度より10℃高くなると、蓄熱器と蓄熱槽の温度が同じになるまで、集熱ポンプが作動し、蓄熱槽の温度が上昇します。
浴室のお湯が使用されると、プレッシャーポンプが作動し、蓄熱槽のお湯が、浴室のガス給湯器に供給されます。蓄熱槽のお湯が60℃以上の場合には、ガス給湯器は動作せず、お湯はガス給湯器を素通りし、浴室にて、使用されます。
夏は浴室でのガスの使用は、ほぼゼロ。冬でも半分以下の見込みです。設備費用は、5年程度で、ペイする見込みです。
原理
集熱器
ガラスでできた真空管の中には、液媒が入っています。
太陽熱で暖められた液媒が、上部ユニットに流れる水の流れる配管を暖める構造となっています。
液媒は、現時点の秋、外気温25℃でも、曇りで、100℃以上。晴れで、200℃程度まで上昇します。
蓄熱槽
2重構造となっており、気温の低い夜間でも、温度が下がりにくい構造になっています。
表示装置
事務室のパソコンで、データの収集を行い、現在のデータを待合室のモニターに表示します。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)との共同研究事業になるため、データの半年毎の提出と、モニタ表示は、義務となっています。
外気温20〜30℃ 快晴の場合
蓄熱槽の温度は2〜3時間で設定温度の上限である70℃まで上昇しております。
今後の目標
現状太陽熱で得られた熱量の内、数割しか使用出来ていない。配管工事を含め、得られた熱量を無駄なく使用することで、さらなるLPG削減と、二酸化炭素削減を目指すこととする。